2割8割の法則と読書術

こんにちは、渡辺です。

私は普段本を読むとき、本のすべてをしっかり読んでいるわけではありません。大事な部分とそうでもない部分とを分けて、大事なところは熟読、内容の薄いところは速読、というように、スピードと理解度をコントロールしながら読んでいます。

よほど内容の濃い本以外はほとんどこの読み方で十分理解できます。そして、読書時間を圧倒的に圧縮することができるのです。

本当に大事な部分は、全体の2割

だいたい、どんな本でも本当に大事な部分というのは全体の2割程度です。逆に言うと、残りの8割は特に大事ではないということになります。

これは、大事な部分に付箋を貼りながら読むとよくわかります。付箋を貼る箇所というのはだいたい1ページにつき1か所~2か所程度になります。2~3ページ貼らないということもしばしばあります。この、付箋を貼った部分だけを読めば、その本のかなりの部分は理解できるのです。

これを、読書の「2割8割の法則」といいます。

2割の分量に、大切なことの8割が書かれているということです。

この2割8割の法則は他にもさまざまな場面に言えて、例えば、会社の利上げの8割は2割の営業マンがもたらすとか、2割の富裕層が8割の富を独占しているとか、そのようなものです。

この変形が2・6・2の法則で、「社員の2割が優秀な人材で6割は可もなく不可もなく、残りの2割は問題社員」ということも言われているようです。

この法則、1冊の本の重要度だけではなく、本全体の価値そのものにもあてはまると、私の経験からは言えます。同じジャンルの本を10冊読んだら、そのうちの2冊はとても良書で、6冊は可もなく不可もなく、2冊は駄作。

だから、不要なものに余計な時間をかけないよう、効率よく「良質の2割」にたどり着く必要があるのですね。

「目的意識」と「下読み」がとても大切

その為に重要なのが、目的意識を明確にすること。自分がどのような情報が欲しいのか、なぜその本を読みたいのか、それを明確にすればするほど、自分にとって今必要な情報が
正確に入ってくるようになります。逆に、目的意識があいまいだと、どの本も重要に見えてしまい、結局不要な本もしっかりと読んで余計な時間を取ってしまう。

それから、もう一つ大切なのは下読みです。本文をしっかり読む前に、前書きや目次にしっかり目を通しその本の概要をつかむ。そして、高速で全文を読み進め、読むに値するかどうかを判断する。下読みをしたうえで、もっと深く知りたい、学びたいと思ったらしっかりと大切な部分を読んでいけばいいのです。

下読みは、本屋さんでやってしまうことをおすすめします。立ち読みを積極的に活用するのです。立ち読みをすることで買うか否かの判断が的確に出来、無駄な買い物をしなくて済むようになります。

仕事に2割8割の法則を応用する。

2割8割の法則は、仕事をする上でも役に立ちます。日々、様々な仕事に追われていると思いますが、その仕事が本当に重要か、考えてみてください。本当に結果に重要なインパクトを与えるのは、全部の仕事のうち2割ぐらいです。残りの8割の仕事は、大変な割に意味のない仕事だったりします。

2割の重要な仕事に労力の8割を投入すれば、結果に明確な差が出てくるのは言うまでもありません。多くの人は、2割の重要な仕事も8割の重要でない仕事も同じように一生懸命してしまうからです。いや、場合によっては2割の重要な仕事を後回しにして8割の作業にばかり時間を費やしてしまうことも往々にしてあるのではないでしょうか。

なぜなら、8割の仕事の方が「仕事をしている」という実感が持てるからです。

2割の重要な仕事とは、作業効率を上げるためにはどうしたら良いか、と考える時間であったり、成約率をあげるためにはどのようなキャッチコピーを使ったら効果的だろうか、と考えることなど、体ではなく頭を使う仕事が多いです。

一方、8割の仕事というのはものひたすら移動させたり、一日中営業に走り回ったり、延々とテレアポをし続けたり、そのような仕事です。

日々の仕事を振り返って、このような「8割の仕事」に多くの時間を費やしているなと思ったら、意識的に「2割の重要な仕事」に頭を使うことを行ってみてください。劇的に結果が変わってくることも多いです。

仕事が出来る人というのは結局のところ、重要な仕事に労力を集中させ、同じ時間で最大のアウトプットを出せる人のことだと思います。「できるビジネスパーソン」を目指して、まずは本の2割8割を意識して、スピードと理解度をコントロールしながら読むということを意識づけてみてください。

それでだいぶ訓練されますよ。

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