【学び論】vol.1 まずは皆さまにお伝えしたいこと

こんにちは。渡辺です。

第一回目のそもそもなぜ私がこのコラムを始めようと思ったか、お話させて頂きたいと思います。

私は「速読」や「学び」に関する講座等を開催しておりますが、この仕事だけをしているわけではありません。というよりも、この仕事はどちらかというと「複業」で、本業は訪問介護の事業所の経営です。

私は2005年に起業したのですが、その時から「いずれは高齢者福祉にたずさわりたい」という考えを持っていて、会社名も「合資会社ファイブケイ」としました。ファイブケイというのは、【環境】【教育】【暮し】【健康】【高齢者】という「かきくけこ」の5つのKという意味です。

「速読」や「学び」関連の仕事は「教育事業」の一環として行っています。

 

■このコラムを始めた理由と介護の仕事とどんな関係があるのかというと、訪問介護の仕事をしていると日々様々な高齢者宅の現場を見るのですね。そうすると、嫌でも「貧富の格差」を目の当たりにするのです。

あなたは「2025年問題」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?いわゆる「団塊の世代」の方々が後期高齢者(75歳)になるのが2025年なのです。今でも介護保険制度・年金制度はひっ迫しているのに、あと5年もしないうちに後期高齢者が爆発的に増えるわけですから、今から様々な対策を取っていかなければなりません。

さらに深刻なのは、その20年後、1972年生まれの私も含めた「団塊ジュニア世代」が後期高齢者になる時です。「団塊の世代」というのは、なんだかんだいってお金を持っている方が多いですし、まだ「団塊ジュニア世代」が支えることができますが、「団塊ジュニア世代」というのはバブル崩壊後の就職超氷河期に大学を卒業し、社会人生活の大半を不景気の中で過ごしてきたのでそもそもお金を持っていないですし、何よりもこの世代以降は「少子化」が一気に進んだので支えてくれる人口が圧倒的に少ないのです。

よく「人口ピラミッド」と言いますが、私が75歳を超える頃には、人口は完全に「逆ピラミッド」になっていると予測されています。

 

■そうなった時の社会がどのようになっているか。今後、日本経済がかつての高度成長期のように成長するということは期待しない方が良いというのは明白です。というよりも、このまま行ったらゆっくりと社会全体が沈んでいく。いわば、日本人全員が下りエスカレーターに乗っているようなものなのです。

その中で、何もしないでただ下りエスカレーターに乗っていたら、当然「下のフロア」にたどり着いてしまう。だから、下りエスカレーターを全力で駆け上がる必要があり、そのための体力をつける必要があるのです。

その一歩が、「本を読み、勉強すること」。社会構造の変化も激しいですし、知識もすぐに陳腐化します。常に勉強し続けなければ、下りエスカレーターを駆け上がることができないのです。

もともと、速読講座を開くぐらいですから本はたくさん読んできましたが、このことに気付いたのは訪問介護の仕事を始めてからです。訪問介護の現場は、ある意味日本社会の縮図です。これは、現場に行かないとなかなか見えてきません。速読などのスキルを教えている人や自己啓発関連の本を書いている人はたくさんいますが、その中で「介護の現場で働いている人間」は極めて少数だと思います。だからこそ伝えられること、だからこそ伝えなければいけないことがあるのです。そんな思いで、このコラムを始めました。

 

■第一回からいきなり重い話になってしまいましたが、まずは現実を認識して頂きたいのです。あなたのご両親の老後、あなた自身の老後を考えた時、あまりのんきに構えていることはできません。不必要に不安になることは避けたいですが、今後数年から数十年ほどは、かつてない程の激動の時代を迎えます。変化に適応できなければ苦しい生き方を強いられる、そんな時代が来ると思います。

あなたには、このことをまずは意識の片隅にでも入れておいて頂きたいと思うのです。

 

■次回からは様々なトピックで私の気付きや学びをお伝えしていきます。そして、あなたの<学び>や<成長>を加速して頂きたいと思います。まずは下りエスカレーターを
全力で駆け上がるための知的体力を身につけて頂く、ほんのささいなきっかけになれれば。

どうぞよろしくお願いします。

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