【学び論】vol.6 学びを習慣化するために

こんばんは、渡辺です。

 

ここ2回に渡って私の目標や夢についてお話しさせて頂きました。この話しをすると、よく「すごい努力してますね」とか「ストイックですね」とか言われるのですが、私の中では特に努力しているというような感覚はありません。むしろ、楽しんでいるぐらいです。

 

■私は、高校生から大学生の頃、パソコンのゲームにはまっていた時期があります。いわゆるゲームオタク状態。新しいゲームが出ると夜遅くまでやっていたり、休みの日など、一日中ゲームをすることもしばしば。今は、休みの日は仕事をしたり勉強したり本を読んだり、そういうことをして過ごしていますが、感覚的にはゲームにはまっていた頃と何ら変わりありません。

「趣味は読書です」という言葉を良く聞きますが、本当にそんな感じです。電車の中では基本的に本を読んでいるのですが、スマホでSNSやゲームをやっている人たちと感覚的には同じでしょう。

 

■「学ぶことが楽しい」そういうと、変な感じがするかもしれませんが、例えば、毎日10キロ以上マラソンをする人もいれば、毎週末のように登山をする人もいます。私は体を動かす事も嫌いではありませんが、運動が苦手な人からしてみたらマラソンや登山を楽しむ人が理解できないとは思わないでしょうか。勉強も、「大変なもの」「苦しいもの」と思うから「努力してますね」「ストイックですね」になるのですが、私にとっては、学ぶことはランナーがランニングを楽しむように、ハイカーがハイキングを楽しむように、「楽しいもの」でしかないのです。

 

■いつから学ぶことが楽しいと思うようになったのか、はっきりとは覚えていません。が、本を速く読めるようになってから、学びの量が飛躍的に増えたことは間違いありません。本を大量に読むことによって学びが習慣化されてたのでしょう。この「習慣化」がポイントで、例えばこのコラムを読まれているあなたも毎朝毎晩歯を磨くと思うのですが、それと同じぐらい「本を読むこと」「学ぶこと」が当たり前になっています。そのためには、最初はある程度「量稽古」が必要になります。

「3週間続ければ一生が変わる」という本がありますが、最初の21日間を乗り切れば、後は何も意識しなくてもそれが習慣になる。これは実感としてあります。一度習慣になると、歯を磨かないと気持ち悪いように、電車の中で本を読まないと気持ち悪い、歩きながらオーディオブックを聞かないと気持ち悪い、休みの日に一日中ダラダラと過ごすと気持ち悪いという状況になるのです。

 

■良い習慣と悪い習慣があるとしたら、私のこの習慣は「良い習慣」だと思います。間違いなく、人生を良い方向に進めてくれるので。こんなことを書いている私にも暗い過去もあれば、社会のどん底を見てきた経験もあります。人生の深い闇を何度も見てきました。人生山あり谷ありですし、恐らく誰もがそういう時期は経験していると思うのですが、だからこそ、日頃からの「学び」が重要になってくるのです。

学びが私を、どんなに辛い時も苦しい時も良い方向に導いてくれました。だから、もし今辛いと感じていたり苦しいと感じていたら、まずは本を読んで下さい。何も考えず、ただひたすら本を読むのです。簡単な自己啓発書とかスピリチュアルな本とか好きな芸能人やアスリートの自伝のようなものがいいでしょう。明日、仕事や学校の帰りに古本屋さんによって、そういうコーナーにある本を10冊ぐらい買ってきましょう。2000円~3000円で充分そろいます。そして、心を無にしてひたすら読む。批判的な感情を一切排除し、オープンマインドで、全てを受け入れるつもりで。

10冊読むと、ほんの少し、自分の人生が軌道修正されているのがわかると思います。そうしたら、すかさずもう少しボリューム感のある自己啓発書(「思考は現実化する」とか「7つの習慣」のようなロングセラー)を10冊読んでみて下さい。さらに軌道修正されていきます。そしたらさらにやや難しめな哲学書や古典を10冊読んでみる。(これは解説書でも結構です)これを続けてみて下さい。気が付いたら、自分の思考パターンや意識のパラダイムが変わっています。1冊2冊では全然だめです。10冊、20冊、30冊の単位で読んで下さい。

 

■騙されたと思って、簡単な自己啓発書10冊から始めてみましょう。読書家の中には、自己啓発書やスピリチュアルな本を馬鹿にする人もいますが、私はどんどん読むべきだと思います。特に、読書経験が少ないうちは。思考がネガティブに陥っている時は、小説はあまりお勧めしません。多かれ少なかれ、人生の「闇」に焦点を当てている作品が多いので、その部分に共鳴してしまう危険があるからです。ひたすら、ポジティブな本。これを、「もうおなか一杯」となってから、さらに読み続ける。読み続け、読み続け、ひたすら読み続ける。やがて、ポジティブなメッセージが脳からあふれ、体中にしみ渡ってきます。

まずは、ここからスタートです。

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