本を読んでも読みっぱなしになっていませんか?「本をたくさん読む」ということが目的になってしまっていませんか?
今回は、「本を速く読む」だけでなく、「理解し、活かす」読書法についてお伝えします。
最近は本を読む人が減りインターネットや動画で情報を取り入れることが増えてきましたが、それでも、「速く読むスキル」を身に付けたいと思う人はかなりの数いると思います。
「速読」に興味を持つ理由は、単に速く読むこと自体ではなく、
「限られた時間で多くの情報を得たい」
「仕事や勉強に役立てたい」
「知識を身につけ、成長したい」
といった目的があるからです。
しかし、いざ速読に取り組んでみると、
「速く読めるようになったけれど、内容が頭に入らない」
「読んでも実生活に活かせない」
という壁にぶつかることがよくあります。
実は、読書の本当の目的は「読んだ内容を理解し、活用すること」にあります。そこで今回は、「本の内容をしっかり理解し、仕事や実生活に活かす読書法」について、実践的な方法をお伝えします。
1. 速く読むだけでは意味がない?
読書の目的は、単に文字を速く処理することではなく、
- 内容を正しく理解すること
- 学んだことを実践に活かすこと
にあります。
速読に挑戦してみたものの、「流し読みになってしまい、何も残らない」と感じたことはありませんか?これは、「速く読むこと」に意識が向きすぎることで、「理解し、活用する」という本来の目的が置き去りになってしまっているからです。
では、どのようにすれば「速く読む」と「理解し、活かす」を両立できるのでしょうか?
2. 読書前に「目的」を明確にする
本を手に取る前に、「なぜこの本を読むのか?」を考えることが重要です。
例えば、ビジネス書を読む場合、「新しいマーケティング手法を学びたい」「マネジメントのスキルを向上させたい」など、明確な目的を持つことで、必要な情報に意識を向けながら読むことができます。
目的を持たずに読んでしまうと、すべての内容を同じように処理しようとし、結果として記憶に残りにくくなってしまいます。目的を明確にすることで、「どの部分に重点を置くべきか」が分かるようになり、理解度も向上します。
3. 「速く読む」と「じっくり読む」を使い分ける
本の内容には、
- すぐに理解できる部分
- じっくり考えながら読むべき部分
があります。
例えば、具体例やエピソードの部分は、速く読み流しても問題ありません。一方で、概念や理論が説明されている部分は、しっかり理解するために、ペースを落として読むべきです。
これを意識するだけで、効率的に読み進めながらも、重要なポイントを逃さず理解することができます。
4. 読んだ内容をアウトプットする
「理解し、活かす」ためには、読んだ後のアウトプットが欠かせません。
アウトプットの方法には、
- 要点をノートに書く
- 誰かに説明する
- SNSやブログで発信する
- 実生活で実践する
など、さまざまな方法があります。
特に「誰かに説明する」のは非常に効果的です。人に説明することで、知識が整理され、自分の中でより深く定着します。
また、読んだことを実生活に活かすには、「次の行動」を決めることも重要です。例えば、自己啓発書を読んだら、「明日から毎朝10分間○○をする」など、具体的なアクションを決めることで、学びが行動につながります。
5. 本の選び方を工夫する
「理解し、活かす」読書をするには、「何を読むか」も重要です。本を選ぶ際のポイントとして、次の4つの「本の性格」に分けるとあなたが今読むべき本が分かりやすくなります。
- 自分の核を作る本(自己啓発書や哲学書、スピリチュアルな物など)
- 専門性を高める本(あなたの専門性を高める雑誌や専門書など)
- ノウハウを磨く本(様々なビジネスノウハウ、生活上のハウツー)
- 知識・教養を身に付ける本(政治、経済、宗教等、あらゆる分野)
これらを分けて考えると、読書の質が大きく向上します。
また、「1冊をじっくり読む」だけでなく、「関連する本を複数読む」ことで、知識が補完され、より深い理解につながります。
まとめ
「速く読む」ことは大事ですが、それ以上に「理解し、活かす」ことが重要です。そのために、
- 読書の目的を明確にする
- 速く読む部分とじっくり読む部分を使い分ける
- 読んだ内容をアウトプットする
- 本の選び方を工夫する
といったポイントを意識してみてください。
この方法を実践することで、単なる「速読」ではなく、「実生活や仕事に役立つ読書」ができるようになります。読書は、あなたの成長を加速させ、人生をより豊かにするための最強のツールです。
ぜひ、今日から「理解し、活かす読書法」を実践してみてください。
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