速読を身に付けることで、人生が変わります

あなたも目にしたことがあるかもしれませんが、色々なところで読書量と年収とには相関関係があることが報告されています。本を読めば成功できる、というわけではありませんが、ビジネスの世界で結果を出している人は読書家が多い。

これは、私の経験からも言えます。

私は約10年前に起業するに際し、10万円以上する速読の講座を受講しました。その講座自体はほとんど効果が無かったのですが、その後独自に速読や読書術、学習法などの本を100冊ではきかないぐらい読んで、自分なりの速読術・読書術・学習法を身に付け、その技術を体系化して私独自の速読講座を立ち上げたのです。

お陰様でこれまでに2000名以上の方に参加して頂き、そのほぼ全員に効果を実感して頂ける人気講座となりました。

つまり、「やさしい速読講座」成功の陰に、やはり速読があったのです。

速読ができたお陰で100冊以上の本を苦も無く読むことができ、その結果、自分の講座を開催することができるようになりました。

私の場合は講座の開催につながりましたが、他の職種、職業の方でもまったく同じ事が言えるでしょう。会社でマーケティングを担当している方なら、マーケティング関連書籍を10冊20冊読む。役職についている方ならマネジメント関連の書籍を10冊20冊読む。本をまったく、あるいは年に数冊しか読まないという人と、差がつかないはずがありません。

学生でも同じことが言えます。どんな教科でも、最終的によりどころになるのは教科書や参考書籍を読む力です。与えられた教科書1冊を読むのが精一杯の学生と、参考書籍を10冊20冊読むことのできる学生。違いは言わずもがなですね。

大げさでも何でもなく、速読を学ぶ事で人生を変えることができるのです。

速読はスキル獲得のための前提スキル


今の時代、速読というのは「まず最初に身に付けるべきスキル」と言えます。マーケティングであれ営業であれ企画であれ、何かのスキルを身に付けたい・伸ばしたいと思った時、何をしますか?

まずは本を読むと思います。

速読に限らず、「読書・自己学習」のスキルを高めることは、他のすべてのスキルを高める前提となるです。

有名な「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)に、こんな話しがあります。

とある所で、あなたは一人の木こりと出会いました。木こりは斧で木を切っているのですが、大変疲れた様子です。あなたは「まず斧の刃を研いだらいかがですか?」と話しかける。木こりは「忙しくて刃を研いでる時間なんてないよ」と答える。

かいつまんで言うと、こんなお話です。

読む技術・学ぶ技術を高めるというのは、まさに「刃を研ぐ」ということ。これが無いと、いくら勉強しても本を読んでもなかなか身につかず、結局学びから遠ざかってしまうのです。

「学び続ける人」と「学びを止めてしまった人」とでは、どうしたって差が着いてしまいます。そして、「学び続ける」ためには「学び始める」ことが大切で、そのために速読は極めて有用なスキルになるのです。なぜなら、本を読むハードルがぐっと下がり、学びが習慣化されるからです。

“渡辺式”速読法をマスターすると・・・

  • 読むスピードが上がり、集中力が増し、情報の記憶への定着が高まる!
  • 膨大な量の情報から要点を見つけ、効率よく処理することが可能に!
  • 幅広く知識を得ることができるから、アイディアがどんどん沸いてくる。

“渡辺式”速読法は、こんな方にお勧めです。

企画力、クリエイティブな発想力を身につけたい方。

まったく新しいアイディアというものは、実のところあまりありません。その根っこには、元となる昔からのアイディアがあるものです。脳の中に、新しいアイディアの元となる“良質なネタ帳”を作っておくこと。それが企画力、クリエイティブな発想力の秘訣です。

「やさしい速読講座」も、そのようにして生まれました。

アイディアの元となる、良質なネタに“厳密さ”はいりません。

本の内容を正確に覚えておかなければいけない学生や資格受験生、あるいは書評メルマガ・ブログを書いている人はともかく、クリエイティブな発想力をつけたいための読書には、どの本に、どんな事が書かれているかを覚えていることに、あまり意味は無いのです。

それよりも、より幅広い分野の知識を“広く、なんとなく”理解しておくことが、柔軟なアイディアの元となります。ゆるい理解により、情報と情報が融合されやすくなるのです。

膨大な資料やメールを効率良く処理。業務効率を上げたい方。

「ゆるい理解」では対応できなことも、当然あります。仕事上でのメールや書類などは正確な理解が無いと大問題になりかねません。

とはいえ、全て熟読してはとても時間が足りませんよね。

速読テクニックの一つとして、「スキミング」というものがあります。「スキミング」とは表面を掠め取る、という意味で、文字全体を眺めて大意を把握し、要点だけを「飛ばし読む」速読法です。予め知識がある分野の本や書類から、必要な情報だけを素早く抜き取りたいという時に大変有効です。

また、「やさしい速読術」でお伝えしている速読は、「全文をしっかり読むスピードを速くする」ものですので、しっかり読む必要がある書類などを速く読むのにも最適です。

資格試験、大学受験を目指されている方。

誰よりも努力しているはずなのに、成果が出ない・・・。覚えた内容を、すぐに忘れてしまう・・・。

それはあなたの記憶力の問題ではなく、勉強法の問題です。

私は、限られた時間の中で「行政書士」国家試験に合格しましたが、その勉強過程に私がまとめあげたメソッドをフル活用しています。

試験勉強は速読だけで対応できるものではありませんが、速読と熟読とアウトプットを効果的に組み合わせることで、学習効果を飛躍的に高めることができます。

特に、勉強の初期段階で、「とりあえずザっとテキストを通し読みする」時や、一度勉強した範囲を繰り返し復習する時に、速読ができると大変助かります。

もちろん、試験本番の時に「問題文を読む」スピードが速いので、それだけ有利でもあります。

お子さんの思考力を伸ばしたいご両親の方。

子供の思考力を伸ばしたいと思ったら、結局のところ「本をたくさん読む」のが一番の近道です。小説やエッセイ、学術的な文章まで、様々な文章に触れることで、語彙や表現力はもちろん、論理的に考える力、推論を働かせる力が養われます。

そのためにも、「読む技術」がとても大切。速く効果的に読めるスキルを身に付けることで、一般に勉強しにくいとされる国語力を伸ばすことが可能です。

短い時間で文章を理解することは当然テストでも有利ですし、国語の長文読解は基礎ができていればどのような問題でも対応できます。

何よりも、文章を楽に読めるようになることは、「勉強好き」に直結します。文章を速く、楽に読むコツは大人も子供も同じ。

子供のうちからこの技術を身につけ、勉強に対する意欲を持つことが、その子の人生にどれだけ大きなインパクトを与えることになるのでしょうか。

(ただし、速読だけで国語力が伸びるわけではありません。熟読や音読など、様々な読み方を行うなかで国語の基礎力が付き、速読はそこからさらに国語力を発展させるためのものです。)

中学生以下のお子さんの受講について
特に小学4年生ぐらい以下のお子さんが、速読を覚えることはお勧めできません。日本語の基礎は、速読では決して学ぶことはできないのです。小さいうちは、日本語の豊かさをじっくりと味わい、豊かな思考力を身につけるための時期です。ぜひ声に出して文章を読み上げる“音読”を大切にしてください。