【学び論】vol.23 悪いできごとに感謝する

こんばんは、渡辺です。

前回のコラムで、自分の身に起こる出来事に良いも悪いもなく、自分がどういう意味付けをするかによって良くもなれば悪くもなる、ということを書きました。これは、つきつめて考えると「悪い事にも感謝できるかどうか」ということなのではないでしょうか。

自己啓発系の本を読んだりすると「感謝が大事」といことは繰り返し書かれています。出会いに感謝、健康であることに感謝、生きていることに感謝…

これは、もちろん素晴らしい事です。良い事が起こった時に、それを感謝できなければ、それを当たり前だと思ってしまっていれば、だんだんと感謝のない人間になっていき、感謝の無い人間のものには人が集まらなくなってきます。

しかし、より強く思わないといけないのは、悪い出来事が起きたときに感謝できるか。辛い経験や苦しい出来事が起きたときに、「これが起きたおかげで、○○を学べた。自分がまた一つ成長できた。そのことに感謝しよう」と思えるかどうか。この積み重ねが、何年、何十年経ったとき人間力の差になって表れると思います。

 

■とは言っても、大変なことが起きているときにそのことに感謝するというのは簡単なことではありません。なので、感謝するという前に「このことから、どんな学びがあるのだろう?」と自分に対して質問してみましょう。どんな出来事であっても学びは必ずあります。ネガティブなことの方が学びは深くなりますので、間違いなく、その出来事がからたくさんの学びがあるはずです。

学びがあったことに気が付いたら、その学びをもたらしてくれたことに感謝する。これなら、少しは出来るのではないでしょうか。どんな出来事からも学ぶ意識を持つこと、どんな出来事に対しても感謝の気持ちを持つこと。豊かな人生を築くためには、そこからだと思います。

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