【学び論】vol.28 投資をするために「目的」と「目標」を持つ
こんばんは、渡辺です。
今回は、「投資をするために、『目的』と『目標』を持つ」というテーマでお伝えしたいと思います。よろしくお付き合いください。
以前のコラムで、お金の使い方、時間の使い方には「投資」と「消費」と「浪費」があると書きました。もう一度おさらいすると、
支払った価値以上のものが得られるのが「投資」、
支払った価値と同等のものが得られるのが「消費」、
支払った価値以下のものしか得られないのが「浪費」。
ということでしたね。
色々な考えがあると思いますが、このようにすると分かりやすいと思います。
もし、あなたが自分の人生を今より良くしたいと思ったら、まずは「浪費」の時間を「投資」に回すことが大切です。
例えば、電車の中で何となくスマホのゲームをしたりダラダラと適当に動画を観るのではなく、代わりに本を読む時間にしたり、動画を観るにしても最近は知識を増やしたりスキルアップにつながるような動画がたくさんありますので、そのようなものを観るというのが分かりやすいと思います。
他にも、ジャンクフードを食べる代わりに野菜や魚の定食を食べる、ということや、上司の愚痴を言い合うだけの飲み会の代わりに、建設的な考えを出し合う飲み会にする、
などが挙げられますね。
「浪費」の時間をすべて無くそうとするのは現実的ではないですし、ダラダラしたりボーっとしたり、「食べたい!」と思った時にはジャンクフードを食べたりすることも決して悪いことではありませんが、やはり程度の問題で「浪費時間」が多くなりすぎるのは考え物です。
■では、どうすれば「浪費」の時間を「投資」の時間にすることができるでしょうか?単純に意識するだけでは、どうしても楽な方楽な方に流れるので、浪費時間が多くなりがちです。
しかしあるものを持つことで「浪費」を「投資」にすることが格段に簡単になります。それは、「自分はこのような人間でありたい」「このような人生を送りたい」という「目的」と、そのために「将来、○○をやりたい、○○になりたい」という具体的な「目標」です。ここで言う「目的」というのは、最終的に目指したい「的」で、「目標」というのはそのための「道標」です。
「このような人間でありたい」という、いわば「人生の目的」があると、社会がどのように変化しようとも自分だけの北極星のように人生を導いてくれますし、具体的な「目標」があると、その「目標」があなたのあらゆる行動を「そっちの方向」に向けて誘導してくれるようになります。
逆に、目的や目標がないと、どうしてもダラダラと無為な時間を過ごしてしまいます。目標がないから自分自身をどちらに向けていいかわからず、同じ場所をぐるぐるしてしまうからです。
車でもボートでも自転車でも、目的とする場所があるから前に進むのであって、どこに行くのか決めず適当に動かしていたら近所をぐるぐるしているだけということはありませんか?私たちの意識もそれと同じです。
「浪費」を減らして「投資」を増やす、そして人生をより良い方向に向けていきたいと思ったら、まずは「人生の目的」と「目的を達成するための目標」を持って、紙に書いてみましょう。