【学び論】vol.3 資格試験の勉強について

こんばんは、渡辺です。

私は「速読」や「学び」に関することの他に訪問介護の事業所を経営しています。介護施設で3年、訪問介護事業所で3年働いて経験を積んだのちに独立しました。

 

介護の世界には色々な資格があり、多くの介護従事者がまず目指すのは実務経験3年で受けられる「介護福祉士国家試験」です。私も平成28年にこの試験を受け、一発で合格することができました。

この試験、国家資格ではあるのですが、試験自体はそれほど難しいものではなく、きちんと勉強していればだいたい受かるのですが、それでも、私は最小の労力で受かったと思っています。使用したテキストは市販の上下2巻のポイントのまとめと、過去問のみ。もちろん、どこかの専門学校の受験対策講座や模擬試験など受けず、完全に独学です。それでも、点数的に余裕をもって短期間で合格できたのは勉強の方法論をしっていたからに他なりません。

 

一言で資格試験といっても、その難易度などによって勉強の戦略は大きく変わってきます。介護福祉士は、国として介護人材を増やしていきたいため基本的な事柄を理解していれば受かるように問題が作られています。だから、そのための勉強さえしていればまず受かるようになっています。

 一方、同じ介護の資格でも「ケアマネージャー」という資格は、需要に対して人数が増えすぎてしまい合格者を絞りたいという意図もあり、年々問題が難しくなっているということです。

行政書士や司法書士などの資格も同じで、基本は「ふるい落とすための試験」です。 

 

比較的簡単な資格試験や検定試験と、難関資格試験では、当然勉強の方法も戦略も変わってきます。マークシートだけなのか論述があるのかでも変わってきます。私は、「介護福祉士」の他に「社会福祉士」と「行政書士」の資格を持っているのですが、難しさが全然違うため、それぞれ別のアプローチで取り組みました。

そして、今年(2021年)には、「ケアマネージャー」の試験にも合格しました。

資格試験の勉強方法については、いずれ詳しくお伝えしたいと思いますが、今回は絶対に抑えておいて頂きたいポイントを一つだけ、お伝えします。

それは、「アウトプットをとにかく繰り返す」ということです。

「インプット」、すなわちテキストの読み込みをどれだけしても、それだけで試験に受かるのは難しいです。というのは、情報のインプットだけでは自分の知識としてなかなか定着しないからです。

試験の問題を読んで、「ああ、これ勉強したんだけど何だったっけ」というような状態と言えばわかりやすいでしょうか。

「インプット」した情報を記憶に定着させるために絶対に必要なのが「アウトプット」です。資格試験に関して言えば、あるていどテキストを読んだら、あとは「過去問をひたすら解く」ということになります。

まず一度解いてみて、正解だった問題(自分の知識として定着している事柄)は印をつけて消し込んでいきます。印のついていない問題は、知識として定着していない事柄、ということになりますので、問題集の解説やテキストで再度インプットします。

そして、全部終わったら最初に戻り、印のついていない問題を解き直します。ここで正解だったものに印をつけ、不正解だったものは再度解説やテキストでインプット。

これを繰り返していくと、最終的に全部の問題に印が付くことになり、自分の知識として定着します。

細かい勉強方法は他にもたくさんあるのですが、まずはこれを大原則として覚えておいてください。

 

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