【学び論】vol.17 人生の周期とインプット・アウトプットのバランス

前々回のコラムでは、私が自然食品店を始め、7年間で辞めてしまたったことをお話しました。ずっと、お店をやりたいという強い気持ちを持っていて、そのために色々と頑張っていたので、辞めた時は、目標を失ってしまい、しばらく精神的にも落ち込んでいました。

いや、落ち込んでいたというレベルではなく、うつ状態でした。仕事をしないと生活できないので、就職したのですが、そんな精神状態だったので何をやっても気持ちが入らず、2年間で3回転職してしまったのです。その時点で40歳間近だったので、その年でこれだけ転職してしまうともう就職先もなくなります。日雇いのバイトをしながら就職活動をしていたのですが、履歴書を何十枚書いてもさっぱりです。

さすがに心が折れかけました。

日雇いのバイトというのは、若いころに何か夢中になることがあってそのためにやっているのならともかく、40近くなって、生活のためにするというのは想像以上に精神的にきついものです。

 

■しかし、それでも最後の最後でギリギリ踏みとどまり、「将来の夢のために、介護の現場で働く」という選択肢を見つけ、今に至っています。目標を見失ってフラフラしていた時は、まさしく人生のどん底でしたが、そこから立ち直れたのは、ひとえに「自分自身の人生を信じていたから」に他なりません。

「人生には山もあれば谷もある。」

そのことを確信していたのです。

 

■これまで、いくつか「山」と言えるような経験もしてきました。前回お話したアメリカ滞在の時期も一つの大きな「山」だったのです。そして、「山」と「山」の間には必ず「谷」もありました。ということは、今「谷」であるということは、これから「山」が来るということ。そのことを信じ切っていたので人生のどん底を踏みとどまれたのです。

このコラムをお読みのあなたも、ぜひ一度「人生の年表と点数」をつけてみて下さい。何歳のころは○○があったから何点、何歳のころは○○があったから何点、というように。50点をベースにして、良かった年は70点とか80点とか、悪かった年は20点とか30点とか。

そして、その点数を線で結んでみるのです。

そうすると、「人生山あり谷あり」というのが良く分かると思います。これが分かると、今どんなに辛い時期にいるとしても怖い事がなくなります。単に「今は谷なんだな」と思うだけです。逆に、どんなに良いことが続いても調子に乗ることがなくなります。単に「今は山なんだな」と思うだけです。

私の場合、この山がきれいに「12年周期」でめぐって来ています。12歳、24歳、36歳の前後に人生のピークが来ているのです。ということは、次のピークは48歳。今(2021年6月現在)では、すでに49歳になっているのですが、48歳の時に訪問介護事業所を立ち上げ、すぐに軌道に乗せることができました。

 

■日頃、「たくさん本を読みましょう」ということを言っていますが、実は、私のインプット量は減っています。思いっきり山登りをするために今までインプットしてきたものを
一気にアウトプットしていたのです。

この、人生の周期に合わせて、インプットとアウトプットのバランスを取ることが大事だと思います。人生が谷に向かっている時は何をやってもうまくいきません。そんな時は、無駄な努力はせず、ひたすら我慢して学びに励む。そして、山に登り始めたと思ったら、いつまでもインプットばかりしていないでアウトプットにシフトを入れ替える。

そして、そろそろピークだなと思ったらアクセルをゆるめてブレーキを踏みながら次の下り坂に備える。このようにインプットとアウトプットをバランス良く行う事で、人生がスムーズに回っていくのではないでしょうか。

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